クレジットカード

クレジットカードはプラスティック製のカードで後払い方式により加盟店での買い物やお金の借入が繰り返しできるシステムです。クレジットカードの発祥はアメリカといわれ、世界で最初にクレジットカードの発行をしたのはダイナースクラブといわれています。日本でも最初のクレジットカード会社は日本ダイナースクラブになります。

 

クレジットカードのシステムはクレジットカード会社・加盟店・カード会員の三者で成り立っています。クレジットカード会社は審査をしてクレジットカード会員にカードを貸与し、加盟店での利用ができるようにします。また加盟店も審査を通過して初めてクレジットカードの取り扱いが可能となります。クレジットカード会員が加盟店で買い物をすると、加盟店はクレジットカード会社にカード利用が可能かどうかの承認を求めます。これをオーソリゼーションと呼んでいます。

 

オーソリゼーションで承認された利用についてはクレジットカード会社が加盟店に立替払いを行います。そのときに相殺される加盟店手数料がクレジットカード会社の収入となります。クレジットカード会員は利用代金に手数料を上乗せしてクレジットカード会社に後払いすることで、商品を持ち帰ることができます。1 回払や2回払いの場合、会員手数料はありません。

 

クレジットカードにはショッピング利用のほかにお金の借入ができるキャッシング機能や、ポイントプログラム、割引特典、海外アシスタンスサービス、付帯保険といったさまざまなサービスが提供されます。そのためほとんどのクレジットカードには年会費がかかりますが、一部のクレジットカードは年会費無料の場合もあります。

 

ほとんどのクレジットカードにはカード盗難保険が付帯されているため、盗難や紛失の場合でも重大な過失がない限り不正利用による被害が補償されます。そのためクレジットカードは現金を持ち歩くよりも安全といわれています。最近ではキャッシュカードでも盗難保険が付帯されるようになりましたが、それ以前ではクレジットカードの安全性はより高いものがありました。しかし、VISAデビットカードのようにキャッシュカードで買い物ができ保険も付帯されているカードが発行されるようになり、クレジットカード以外でも現金利用以上に便利なシステムも開発されています。

クレジットカード

クレジットカードはJIS規格によって決められたサイズのプラスティックでできたカードで、信用供与を与えられることで一定金額の買い物やキャッシングをすることができます。クレジットカードはクレジットカード会社に申込をして審査を通過すると発行されますが、クレジットカードの本体はクレジットカード会社の所有となります。つまりクレジットカードは貸与されているものなので、譲渡や転貸ができないことが会員規約によって定められています。 クレジットカードは会員制度で、入会には審査が伴い会員規約が守られない場合には会員の資格が停止され、クレジットカードを返還しなくてはならなくなります。
同じクレジット・システムでもショッピングクレジットと違い何度でも繰り返し利用できるのがクレジットカードの特長です。そのため繰り返し利用する場合に便利なリボルビング支払も採用されています。リボルビング支払は分割払いとは違い、残高が増えても支払金額はそれほど増えないのが特長ですが、逆に残高が減りにくいというデメリットもあります。
 クレジットカードには大きく分けてプロパーカードと提携カードがあります。提携カードはクレジットカード会社が特定の企業と提携して発行するもので、提携会社のサービスも受けることができます。そのため現在発行されているクレジットカードは提携カードが大半を占めています。
クレジットカードの発祥はアメリカですが、世界中で利用できる国際ブランドもアメリカのものが大半を占めます。唯一日本ではJCBカードが国際ブランドとしての地位を確立しています。VISAやマスターカード、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブといったアメリカのブランドが大勢を占める中だ JCBカードは実質的に唯一のアメリカ以外の国際ブランドです。こういった国際ブランドのほとんどはクレジットカードを発行しないブランドホルダーとしての立場にありますが、JCBカードは自らもクレジットカードを発行する国際ブランドホルダーです。